松代農舞台に行ってきました。

連休中の話になりますが、ずっと行ってみたいと思っていた、まつだい農舞台に行ってきました。

上越方面からは松代へと、山へ登っていく方向になります。田園地帯を抜け、徐々に水田が棚田へと変わっていきます。ゴールデンウィークというと田植えの時期、というイメージがあったのですが、最近は稲の成長期を盛夏からずらすため、田植えを遅らせているとのこと。水を張った水田が綺麗でした。道はどんどん山に入り、谷を沿って進むため、うねっていきます。


と、ほくほく線松代駅と線路を挟み、突然こんな建物が出現します。完全に異世界です。


初めてこの建物を見たのは何年も前、帰省する為に乗っていたほくほく線の中からでした。目の前の現実がよくわからないというのは、あのときのような気持ちのことをいうのではないかと…。
その後、妻有のアートトリエンナーレに際して作られた建物だということ、設計が敬愛するMVRDVだということを知り、感心したり感動したり呆れたりと…(この「呆れる」というのは最大級の賛辞だということが伝わるといいのですが…。例えば、ハイレッドセンターの活動に対して「呆れる」というようなのと同義といったら伝わるでしょうか?)。


MVRDVはオランダの建築チームで、以下の作品をご存知の方も多いのではないでしょうか。車のCMで使われていましたね。

ここはなんと(!)老人ホーム(!!!!!)だということです。この事実を知ったとき、人生の終わりをここで過ごすような事態だけは避けたいと思ったものでした…。決して建物やMVRDVのことを悪く言うつもりではないのですが…。


屋上も解放されており、特徴的な構造体を間近に見ることができます。

おそらくは、力学的な観点からの必要性とは無縁の構造体だと思われますw。魅力的な絡み具合です。


内部にはギャラリー、食堂などが備えられています。この部屋は古い教室を模した作りになっていたのですが、なんと部屋中が黒板の表面のコーティングをされていて、チョークで落書きし放題!

備えられている机の天板をめくると、タッチパネルが出現します。

松代の様々なアーカイブを閲覧できるようになっていました。


下からの写真です。浮いています。

ホワイトベース…、Repubric…、「狂」の感覚…、いろいろな言葉が想起されますw。


すぐ近くには草間弥生の作品もあります。

真ん中に居るのは私です(^^)ゝ。非常に楽しい一日でした!



まつだい雪国農耕文化村センター[農舞台]
http://www.noubutai.com/

MVRDV
http://www.mvrdv.nl/

MVRDV - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/MVRDV

越後妻有アートトリエンナーレ 大地の芸術祭
http://www.echigo-tsumari.jp/