白川静入門―時空の方舟
(前のエントリにまとまっていたものを、一部修正加筆して分けました。)
今日私はこれから、ワタリウム主催による「白川静入門―時空の方舟」に行ってきます。講師はなんと松岡正剛さんです! このイベントはずっと楽しみにしていたので、いまワクワクしています。
ワタリウムからの返信メールで私はなんと通し番号519番でした! 会場も大きな場所に変更になっています。昨年松岡さんによる新書「白川静」が出版されたこともあり、今また大きな注目を呼んでいるのかもしれません。
「字統」「字訓」も持っていない私ですが、今日は松岡さんによる白川漢字学の世界を堪能してこようと思います。
- 作者: 松岡正剛
- 出版社/メーカー: 平凡社
- 発売日: 2008/11/15
- メディア: 新書
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と、ただいま帰宅しました。
冒頭から松岡さんが率直に、どう語ったらいいか戸惑っていると述べておられたのが印象的でした。
曰く、白川さんの漢字学は、なにか体系化され、完成され純化された学問のたぐいではない。白川さんの漢字学は、白川さんという肉体、身体に深く根ざしている部分がある、あのカクカクとした語り口、ぎっという眼差し、歩き方、そういったものから発されることによって成立し得るのだ、なので本当は白川さんに語ってもらわないといけないだけど…(笑)、と。
松岡さん編集によるNHK番組(私はその存在を知りませんでした、全編を見たいなあ。)の映像を挟みつつの進行で、非常にわかりやすくてありがたかったです。最後に白川さんが映像の中で語っていたことが深く心に残りました。「山を移すんだよ」と。
こちらのブログにその番組の感想がまとめてありました。
狂狷の徒たれ〜白川静という奇蹟
http://koyamakaikei.cocolog-nifty.com/blog/2008/02/post_dfc3.html